*colour field
ほら得意の炎で焼いてくれ あなたの言う愛で
Admin
Write
[PR]
2025/08/13 (Wed)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
かみさま
2000/01/01 (Sat)
詩
腕時計が示すお昼前
曖昧な色をした硝子の向こうで
爪の黒い指先と赤い靴が踊るのを見た
また腕時計をちらりと確かめると
「まもられるべきやくそく」は見えなくなった
ひとりぼっちの影が向かう
へし折れた自転車のあちらに
先を指し示す哀れな小さな指が見える
掲げるようにしっくりとしたやわらかさで
...十三時を指す腕時計
「やくそく」からすでに一時間
珈琲は とうに冷めている
PR
Comment(0)
なにもいらない
2000/01/01 (Sat)
詩
そのおもいがどういうふうにやってきてどうおわるかなんて。
小気味よい音を立ててそれは訪れた
シナリオどおりなど嘘を言い
すべて真実じゃないと嘯いた
見つかってしまうのがほんの少し早かった
けっしてわかられたくもないし、わかるわけがない。
触れることなどかなわない
手の届かない先で震えるだけ
触れてしまって全てを知って
いつか終わってしまうのを恐れるだけ
だから、あなただけおびえるわたしにきづかないでいて。
Comment(0)
わたしはここでかなしいゆめをみる
2000/01/01 (Sat)
詩
軽やかに舞う貴方の足先
その黒びた爪を見て やっと視る眼を思い出す
視線は下に 続きを見越してしまわぬよう
そう思っても気付く時には気付いてしまう
嗚呼 靴はどうしたの 何処に置いてきたの
欲張りなのは いつもの事
紅いアネモネを敷き詰めた棺桶の中に
貴方の靴を埋めてあげようね
安らかな眠りを願って子守歌も唱えよう
鉛直 怠惰 夢中 手を振り上げて
落下 欺瞞 杞憂 愚直すぎる夢
あまりに都合が良過ぎることには目をつむってあげよう
最後は大好きなキャラメルマキアートかなんかで
苦みを消して欲しかったのだけど
其処までは余りにも我が儘で
Comment(0)
ひとくくりのアザミ
2000/01/01 (Sat)
詩
数ある棘を無理矢理磨いて 傷付かないものに変える
律儀にも僕はてのひらを返した 傷跡を確かめるため
はじめっからね 無いことなんて無いんだ
誰でもこっそりとポケットにひそませている
棘を踏み砕く足があれば
棘を掴む手があれば
生きていけると思っていた
それが強いことだと
そして愛しいことだと思っていた
抜いた腕や踏んだ足は傷付いてなかったと思い込んで
貴方に触れる僕の腕や足は既に傷だらけです
Comment(0)
夏の終わり
2000/01/01 (Sat)
詩
ひみつだと言って 足音をひそめる
永遠だとかあるわけがないと思った
だからこうして知らぬ間に過ぎてしまう
日の当たらない部屋では向日葵の影がうろついていた
焦がれたそれは今でも飢えたまま 首をもたげ
手を差し伸べるのを待っている
太陽はまだ 見えない
あの坂道は 今でも 熱く 待っていてくれるか
見えない金網の向こうで キラリ 太陽が いってしまう
寂しさは感じなかった ただ 淡々と別れを告げた
あの向日葵は元気でやっていけるだろうか
駆けあがる坂道は いやに遠く感じた
Comment(0)
前のページ
≪
≫
次のページ
photo by
七ツ森
/ material by
素材のかけら
忍者ブログ
[PR]
RECENT ENTRY
みどたかのひ
(06/11 )
またパロディ
(11/27 )
ぐだぐだ語りたい
(10/02 )
無題
(08/30 )
久しぶりの
(06/15 )
NEWS
CATEGORY
詩 ( 26 )
ヲタ話 ( 171 )
自作小説 ( 11 )
音楽 ( 6 )
独り言 ( 20 )
その他 ( 5 )
未選択 ( 1 )
PROFILE
lilas
主な取り扱い(多分)
気象 :AN、SO、JS 雑食
幻水 :赤毛軍師兄弟、坊
あと電凹とか忍たまとか…
LINK
アクセス解析
国内航空券
国内旅行
QRコード