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ほら得意の炎で焼いてくれ あなたの言う愛で
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ただそっと刃を滑り込ませるだけ
静かに愛する胸へ唇を添えて

僕らいつの間に欠けているんだ
少しずつずれていったわずかな距離を
隙間風が撫でた音が聞こえたはず

( お ま え が す き 。 )

( お ぼ え て い て 。 )

なんでもいいだなんて嘘だよ
お前がいらないなんて嘘だったんだ

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地震のような鼓動ひとつ
さびしさに身を寄せる真夜中
眠りをさまたげるなにか不安定なものから逃げられず

あてのない未来などみられない
少しだけ知り過ぎている色のない現実に
ゆるり追い詰められた孤独にかじかむ指の先
その腕で知識を求めたのは楽園の女なんかじゃない


ねえ寄り掛かってもいい?
依存が巧くなる私だけど
ずっと離さないでいてくれる?


その手の先に見えるただほのかな道筋が
あまりにも不安定だけど

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(たちまちに ゼロは 吸収されて 音を立ててはじけとぶ)

あなたのいない間 時計の音
凍てつくゼロに 唇を寄せる
シンデレラの 破壊された夜
奏でる音を 煌びやかさなど
もう何も 必要なかった喧騒

(希望も願望も存在しない 満たされた無機質な横顔がそこにあるだけ)

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だましてもいい。

あなたのもとにすべてが届くころ、
ぼくはそうやってうそぶいた。
気付いていた。
もう、あなたがぼくでないことに。


てをつなぎあっていたころの夢をみよう。

それがしあわせであったころの歌をうたおう。


溶けあえていたのは、それはずっと昔のことで、
境界線がなくなってしまえるほど、柔らかく未熟だったから。
それから少しだけ大人になって分かったのは、
いつかはぼくらが形作られてしまうということだけ。

こたい、になってしまったぼくらは、もうひとつじゃない。

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満ち足りていて綺麗なものばかりが真実
薄く口を空けて白い歯をちらりと見せ上品に笑う

満たされない私
吹き溜まった朝のかたまり
起き上がっても夜のまま
私は幾多も隙間を通り
小さく身を縮込ませて

満ち足りた人々の間を卑しく這い蹲るのです

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