やり過ぎた感が否めない
じゅんさとでさいかのパロディ
名前はさいかのに合わせてカタカナとひらがな表記で
ナチュラルにさとしが女の子設定ですいません(^q^)
ずいぶん可愛いげのないちせwww
じゅんさとでさいかのパロディ
名前はさいかのに合わせてカタカナとひらがな表記で
ナチュラルにさとしが女の子設定ですいません(^q^)
ずいぶん可愛いげのないちせwww
澄み切った朝の空気が肌を撫でる。10月といっても、平均的に気温は低いこの土地では朝は非常に冷え込むのだ。
もうそろそろコートを引っ張り出してくる時期だろうか。
冷たい曇り空を仰ぎ見て俺は考えた。
――俺たちの通う高校は、馬鹿長い坂を登ったところにある。
息を切らしながら坂を登り切ると眼下には、観光客もめったにこないちっぽけな海岸沿いの街並みが臨めた。
街の向こうに広がる大きな海は朝の白い光に照らされ、きらきら輝く。
近場の大きな街まで出ないとなんにもない、不便な田舎。
だけども、この街が見下ろせるその場所が、俺はひそかに好きだった。
「…ジュン」
しばらくして、追い付いてくる姿に目をやる。
視界に入るのはマイペースにひょこひょこ歩く小さな体。
「…速ぇ」
「…遅い」
さとしは、かわいい。
…だが、のろい。
「だってよぉ、学校行く前にこんな坂あるなんて行く気なくなるだろぉ…ねみいし」
「そもそも行く気ねえくせに何言ってんだ」
さとしのサボり癖は今に始まったことではない。
彼女の親友のカズいわく、登校一日目ですでに家に帰ろうとしたさとしを引っ張っていったのだとか。
ぼやく俺の横に並ぶさとしは、関係ないといったようにふぁぁ、と大きくあくびをした。
ただでさえ下がった眉が、きゅっと寄せられる。
「…おまえさあ、またバス通に戻せよ。そうすりゃバスん中で少しでも寝れるだろ」
無理して自分に合わせる必要なんてない、そういうつもりで言ったのだけど、さとしは困ったような顔をさらに困らせただけだった。
…また失敗した。
素直でない自分に心の中で毒づくも、俺の口は体のいい言い訳を紡いでくれるほど器用ではない。
そのまま黙っていると、気まずいしばらくの無言に続いて、さとしはでも、と笑った。
「…俺、ジュンの彼女だから」
俺達が付き合い始めたのは数週間前の話だ。
友達の友達、という微妙な関係は突然のさとしの告白によって崩された。
「俺と、付き合ってください」
告白しているにも関わらず、平然とした様子のさとしに、逆にこちらが動揺した。
今まで部活と勉強でろくに恋愛などしたことのなかった俺は、罰ゲームでないのかと疑いすらした。
それでも、その告白にいいけど、と返したのは単なる興味からだけではなかった。
さとしは、俺の中学からの腐れ縁であるカズの親友で、よく一緒にいるのを目にはしていた。
視界に映りこむ、小さくて、マイペースで、いつも柔らかなさとしの表情。
そんな彼女をこっそり、かわいい、だなんて思っていたから。
調子こいて長く書きすぎたけど続かないよ(途中で飽きた)
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lilas
主な取り扱い(多分)
気象 :AN、SO、JS 雑食
幻水 :赤毛軍師兄弟、坊
あと電凹とか忍たまとか…
気象 :AN、SO、JS 雑食
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